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□スザルル一発芸:「あ・け・お・め」
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台詞文:注意 「あ」

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元旦・昼


「あのさ、ルルーシュは日本の正月とか、ちゃんと解ってるの?」

「は?…お前、こんなに完璧なおせちと雑煮を用意したオレを馬鹿にしてるのか?」

「いや、ま、うん。これは美味しいです。……て、そうじゃなくて、他には?年賀状書いた?初詣は?」

「年賀状は、12月15日に投函済だ。初詣?概要を聞いているのか?初詣とは、年が明けてから初めて寺社(神社・寺院)や教会などに参拝し、一年の無事と平安を祈る行事だ。初参り(はつまいり)ともいう。元々は「年蘢り」(としこもり、としごもり)と言い、家長が祈願のために、大晦日の夜から元日の朝にかけて氏神の社に蘢る習慣だ。だが、やがて年蘢りは、大晦日の夜の「除夜詣」と元日の朝の「元日詣」との2つに分かれ、元日詣が今日の初詣の原形となった。江戸時代末期までは氏神、またはその年の恵方の方角の社寺に詣でること(恵方詣り)が多かったのだが……」

「もういい!もういい!ワカリマシタ!!」

「他には何だ?正月と言えば、鏡餅、屠蘇、門松、破魔矢。スザク的には羽根突き、羽子板、凧、独楽、双六、福笑い、かるた、百人一首か?」

「…と、言うかボク的には、やっぱり《ひめはじめ》かな?」

「………」

「あ、やっぱ怒った?」

「………ひめはじめ?」

「あれ?知らないの?」

「バッ!!知ってる!!どれだと聞いてるんだ!!」

「…え?」

「飛馬(ひめ)始め - 乗馬初めの日。梁塵秘抄の用字であるといい、しかし別に「馬乗始」があるから当たらないとしりぞけられる。
火水(ひめ)始め - 火や水を初めて使う日。
女伎(ひめ)始め - 衣服を縫い始める日。
秘め始め - 夫婦が初めて秘め事をする日。
姫糊始め - 女性が洗濯・張物を始める日。
日見始め - 『理斉随筆』の説」

「強いて言うなら、秘め始めに近いけど、正解は姫始め。まあ、ボクら男性同士だから、正しくは殿始め」

「………」

「あ。やっぱ知らない?まあ、ルルーシュ疎いもんね。教えてあげようか?」

「ッ!?いらないッ!!」

「え!?」

「お前のその顔に腹がたった!!」

「ええ!?酷いよ、ルルーシュ」

「五月蝿い!!自分で調べるから、お前は餅でも焼いてろ!!」

「ちょッ!!ルルーシュッ!!ルル〜〜〜〜シュウウ〜〜〜〜〜!!」







『実家に帰省中の咲世子さん。お兄様は今年もツンデレ路線みたいです』



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熱にうなされながら、布団の中でずっとスザルル考えてた三が日。
『あ・け・お・め』で4連発、毎日イキマス(笑)


⇒09.01.01

  
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