Happy Day

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日本一目立ちたがる中学生


「(ふふふ。僕が登校するだけでみんなの視線は僕にくぎづけ。なんて気持ちのいい…。)」


目立たがるとは彼のことだ


彼は毎朝白馬に乗って登校していた


「(どこのばかだ…)」


「(あさから変なものみた…)」


「あ、またいつものように馬糞を落としていった!!」


そしてその馬糞を毎回踏むのが


「ぎゃああっ!!朝からついてねぇえええっ!!!」


追手内洋一だった


「白馬のお兄ちゃーん!!明日はお姫様も乗せてきてね!!」


「そ、そうか!!最近なにか足りないと思っていたが…お姫様か!!白馬の王子様とプリンセス!!これはきまるぜ!!!」


彼の馬は思った


これ以上みっともねーことさせんなよ


「(この目立たがるとつりあいのとれる女性ときたら…)」


教室に入るなり目に入ったのはあの日本一美しい中学生(性格は最悪)奇麗田見代だった


「(しかたない、彼女でがまんするか!!)」


なんて上から目線なのだろうか


「ヘイ!みっちゃん今日から君は僕の彼女だ!!」


バラの花束を片手に彼女に告白


「やだ!!」


二言で断られてしまった


「(え、なに今の…間髪いれず「やだ」の一言…わけわかんないよ…)」


目立のプライドは音を崩れて落ちた


「(こうなったら!!壱はどこだ!!口は悪いが顔はみっちゃんに匹敵するほど綺麗な壱!!)」


そう、彼女は今や奇麗田見代の次に美しいといわれていたのだ


「壱はどこだあああっ!!」


「黒崎さんならまだ学校きてないよ?」


「くっそおおおおっ!!!!」


目立はプライドがひどく傷つき学校を早退した


もういっそのこと華麗に死んでやろうかと思っていた矢先


目に飛び込んできたのはヒーロー製作所


「わーい!ヒーローにしてー!!」


10分後


「まいどー。」


「これで僕もスーパースターマンだ!!」


こうしてスーパースターマンは誕生した


しかしその後スーパースターマンを編み出したヒーロー製作所は警察が来て一瞬にしてつぶれた





























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