虚域夕刻
□裏が表
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「あら僕、どこの子?」
「俺は家庭教師リボーンだ」
奈々が“普通の主婦”らしく聞くと、懐から名刺を取り出す。
「・・・家庭教師?」
「・・・リボーン?」
奈々と綱吉が復唱する。
「うぉ!!」
突然のリボーンからの蹴りがあたる。
「何するんだよっ!?」
「大丈夫?ツーくん」
「と、とりあえず部屋に行くぞ(何で今の時期来るんだよ、俺はまだ平和な生活を楽しんでいたかったのに)」
自分の部屋へ行くため階段を上がっていく綱吉。
「本職はヒットマンだ」
「何か乗ってた―――!?(気づいていたけど)」
綱吉の頭上にはリボーンがちゃっかり陣取っていた。
「・・・ヒットマンって・・・(殺し屋、って意味だよなぁ。
そんなん口外していいのか?聞かれてるかもしれないのに。
まったくこっちの世界の情報管理ってのはどうなってるんだよ・・・)」