NOVEL

□だいすき(ラビ×アレン)
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「アレンー…。」

「うるさいです」

「アレンくーん」

「・・・。」

「ごめんってばアレンーー…。」


アレンが怒っている。
さっきからずっとこのままで もう何分経ったんだか何時間経ったんだか。
まあ原因は俺にあるわけですが。


「…嫌だって言ったのに。」


「だってアレンがあんまりにも可愛いもんだから…」

「そーゆう問題じゃないでしょ!!」

「うん…」

「そんなに女の子がいいならなんで僕なんかといるんですか」


そう、さっき(結構前)までアレンは コムイのいたずらで女装をさせられていたのだ。
とはいっても、コムイのぶっ掛けた変な液体で
アレンのズボンがスカートに変化しただけだが。


「アレン、そーゆう訳じゃないんさ!絶対にそれは!」

「じゃぁなんで嫌って言ってるのにしたんですか」

「それは……」


女装させられてしまったまではいいが問題は俺の方。
いつまでもアレンの足を大衆にさらす訳にも行かないと思った俺は
そのままアレンの部屋までアレンを連行した。
でもあまりにも可愛らしかったので、着替えさせる前に俺の理性がぶっとんだという訳だ。

アレンとしては女物の服をきたままやられることは相当嫌だったらしく。
しかし俺が止まる訳もなく。
この状況。

あぁ…なんて馬鹿なんさ俺は…
このままじゃ何ヶ月もアレンおあずけの刑を食らうかもしれない。
そしてその前に俺はアレンを傷つけてしまっていたので
俺はちゃんとアレンに謝りたいと思っていた。


「アレン、ほんとに悪かったさ、ゆるして欲しいさ…!」

「僕が納得する言い訳でもあるんですか。」

「言い訳はないけど謝りたいさ」

「さっきさんざんそこで
ごめんごめんって言ってたのは聞こえましたよ。」

「それはアレンに話聞いてもらおうと思ったからで…」

「……。」

「聞いてくれるさ?」

「……どうぞ」


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