ゲゲゲ妖怪千物語

□第六章.くびれ鬼
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「アイツの気配が消えた!!」
 
 
「キタ、」
 
 
「リン、どうだったっ?」
 
 
「手遅れよ・・・
 人間はケータイだけを残して消えてたわ」
 
 
「リンでも間に合わなかったか・・・」
 
 
 
慌てて駆け付けたはいいものの、
 
 
結局二人は間に合わず、途方に暮れるのみだった。
 
 
その妖怪は―――。
 
 
死にたい、と言った人間のもとに現れては、
 
 
その人間を連れ去る妖怪、くびれ鬼だった―――。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「こんばんはー、アマビエ。
 様子見に来たよ」
 
 
「レナ!
 よく来てくれたね、アタイの店に!」
 
 
「ふふ、最近よく来てるじゃないv
 で、調子はどう?」
 
 
「それを聞かないでおいておくれよ・・・
 見ての通りさ・・・」
 
 
「そ、そうね・・・ι」
 
 
 
落ち込むアマビエを宥め、レナはニコリと笑う。
 
 
 
「はぅっ!
 閃いた!!
 今日はお客が来るよ!!」
 
 
「そのようね」
 
 
 
出入口である布を見るレナ。
 
 
立ち上がり、開けに行くと―――。
 
 
 
「あっ・・・」
 
 
「(あら、)
 こんばんは、悩めるお嬢さん?」
 
 
 
ニコリと笑ってその人物を招く。
 
 
その人物とは、今を時めくトップアイドル、
 
 
AYAだった。
 
 
 
 
 
 
 
 第六章.くびれ鬼
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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