MEMO




【ネタ帳】

随時更新中(ただし鈍足)




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◆画家と美大生 

このサイトは月一で見るのが…ちょうどいいッ!
メルマガ作った方が便利ですかね?

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 私は、私を演じている。家族でない真っ赤な他人は本当の私をいざ知らず、かと言って家族は偽物の私を知らない。もしかすると、本当の私などという存在は、人の目で確認できないのかもしれない。
 私は、私の中にいる。それは時として獣のように暴れ回り、落ち着くと氷よりも冷たい存在になる。本当の私はひどく自己中心的で、殻を守る私はそれを抑えるのに苦労する。だから私は時として壊れたように泣くのであるし、時として人を傷つける。
 私は私を出力する時、綺麗な女性の姿に生まれ変わる。醜い私を知られたくない、自己中心的な私を知られたくないのだ。けれど私が惹かれるのは、醜いアヒルの子であった。彼は言った。
「君、こういう絵が好きなんだね」
 ぐちゃぐちゃに描かれた絵を指さし、私を見る。いいや、好きじゃない。これは私なのだ。そう言いたかったけれど、彼はきっと首を傾げるだろう。
「……そうかもしれない」
 私は彼から視線を外し、ぐちゃぐちゃに描かれた絵を見た。
 この絵は、彼が描いたものだと言う。

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画家役はフィッシュ竹中半兵衛がいいかもしれない。
意表を突いて政宗とか。

2010/05/05(Wed) 17:38 

◆no title 

 ワンクリックで消せてしまう繋がりなど無意味だ。言葉を運ぶ電子は、厄介なことこの上ない。電子に感情を乗せる方法などは存在せず、けれど凶器だけを携えて、人を傷つけていく。

「愛してる? 馬鹿を言え」
 僕は携帯を見つめながら、電子の向こうの人間をあざ笑う。僕は知っている、電子上ではいくらでも嘘をつけることを。だからこのメールの内容も、全て嘘に違いない。事務的な文章は信用するに足るが、愛してるなんて感情的な言葉は、凶器以外の何者でもない。その言葉は鋭く僕の心を突き刺し、血を綺麗に拭い去っていった。

2010/03/22(Mon) 22:30 

◆おあずけ 

※エロ(本番ではない)
※ヒロイン×慶次(SM風味)
※ヒロインの名前は“要”。

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「やめてよう、要……」
 慶次は痛みを堪えるように身悶えた。嫌だ、嫌だと言いながら、視線が行き着く先は自分自身の股間である。逸物は意志を持ち、与えられる痛みを嬉しそうに受け止める。
 痛みを作っている原因は、仰向けに寝そべっている慶次を、冷たく見下ろしていた。“要”と呼ばれた女性は、紅を引いた唇の形を、弧へ変形させる。要は鼻で笑いながら、綺麗な曲線で描かれた自らの足で、慶次の股間をぐりぐりと舐っていた。
「なあに、焦らされるの嫌いなんでしょう?」
「そうだけど、こんなの……っあ!」
 服の上からとは言え、気持ちいい部分を突く要の足に、慶次は思わず声を上げた。彼は口では否定を紡ぐが、欲望には従順らしい。女子のようにあんあん鳴きながら、要を愛しそうに見つめる。快楽にとろけた慶次は、まるで懐いた犬猫のようだ。要は犬猫に対してそれをするように、慶次の股間を優しく手で撫でる。その瞬間、くうん、と慶次が唸った。
「ふふ、可愛い」
 私のわんちゃん。要はそう呟きながら、慶次の股間を露出させる。ぶるりと飛び出てきた逸物を優しく手で添えながら、要は口元にそれを近付ける。それを目の当たりにした慶次は、あうん、と鳴く。その姿はまるで、餌を待っている犬のようだった。

2010/03/10(Wed) 01:11 

◆no title 

ありがち。

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幸村は、最近の団子がやけに美味しいことを気にしていた。佐助に聞いてみれば、「甘味処に新しい職人が来ている」とのこと。職人が気になった幸村は、翌日、城下へ降りて甘味処へ向かうことにした。

甘味処には、確かに新しい職人が来ていた。まだ新人だが、腕は立つらしい。幸村が職人に話しかけると、職人はにこりと笑った。幸村はその笑顔に魅了され、毎日甘味処へと通うようになる。

ある日、職人はあと数日で店から去るということを聞かされる幸村。いくら腕が立つとはいえ、職人はまだ見習いの立場である。定期的に色々な店を回って、甘味の勉強をしたいというのが職人の願いだった。幸村はいてもたってもいられず、店を去ろうとする職人に告白をする。職人は、胸の内を開かしてくれた。思いが通じ合った職人と幸村は近くの宿へ転がり込み、二人は熱い夜を過ごした。

幸村が起きてみると、隣に職人はいなかった。翌日から店の団子を頬張ってみるものの、何かが物足りない気がする。幸村は胸のつかえが取れぬまま、一生を過ごすのであった。

2010/01/05(Tue) 02:59 

◆no title 

きっかけはハンカチだった。
廊下にハンカチが落ちていたから、何の気なしに拾った。
それが、俺様の人生を酷く狂わせたんだ。

廊下の向こうから、慌てたような足取り。
その足音は女の子だからなのか、軽快で心地良い。
彼女は俺様の元へ来て、俺様の手元のハンカチを見るなり、こう言った。

「それ、私のハンカチなんです!」

「ああ、はい。君のだったんだね、落とし物には気を付けてよ?」

「はい! ありがとうございます」

その笑顔が余りにも可愛かったから、俺様はそのまま家へ帰るなり、自慰にふけった。
翌日、彼女の登下校を遠くから見つめることにしたが、これでは彼女がよく見えない。
翌日、彼女に少し近寄った。
その翌日、彼女にまた少し近寄った。
その翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も翌日も、

ああ、こんなにも近い。
俺様大感激ー、ってね。

あ、ここが君の家か
あ、ここが君の家の玄関か
あ、ここが君の家の廊下か
あ、ここが君の部屋か
あ、ここが君の部屋の箪笥か
あ、これが君のパンツか

被っていこう。
彼女、喜ぶだろうな。
んっふっふ

2009/08/05(Wed) 05:28 

◆no title 

佐助「なんてこったい・イッツア・オーライ」

2009/06/02(Tue) 03:03 

◆元ネタ:高速マリオ実況 

政宗から手紙が来ています。

ヒロイン「えっと、何々? 『Honey、俺に会えなくて寂しいだろうから、俺のボクサーパンツをやる。役に立ててくれ』 いりません死ね」

2009/05/24(Sun) 03:13 

◆no title 

政宗「馬鹿に馬鹿と言われるほど屈辱的なことはねえよ。馬鹿ってのは頭がいい悪いの問題じゃねえ。自分の生き方もろくに決めてねえのに、分からねえと嘆き悲しむ奴が、本当の馬鹿なんだ」

私信:政宗は尾/崎/豊が好きそう

2009/04/13(Mon) 15:55 

◆予告編 

わたくしは、猫御前にござります。
本当の名を捨て、伊達藤次郎政宗公の影武者として生きてゆくことを決心いたしました。
わたくしの顔は恐れ多くも、政宗公と瓜二つ。
わたくしはまさしく、政宗公の影武者となる為に生まれたのでございましょう。

影武者は、殺されることが執務でございます。
その時まで、わたくしは政宗公として生きてゆきましょう。

「……猫殿はお可愛らしゅうござる」

「こりゃあ見事に竜の旦那だねえ。体つきは女子だけれど……竜の旦那を女にしたらこんな感じか」

「姉ちゃん、死んじゃ嫌だべ!」

「政宗様……いや、今は猫か。できれば俺は、お前を死なせたくねえ」




「Kitty、俺のために命を落とすな……生きろ」

2009/04/11(Sat) 11:49 

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