小説■第六巻■

□俺の弟がこんなに可愛いわけがない
6ページ/7ページ

カチャカチャカチャ


俺はおもむろにズボンのベルトをはずし始めた。
その音に気づいた孝介はまた目を見開いて俺を見つめてきた。

ズボンを脱ぎ、Tシャツも脱いで俺はパンツ一枚になった。


ギシ…ギシ…ギシ…


孝介はまた逃げるフリをする。
だけどバカか!お前のその顔はコレを欲しがってのが見え見えなんだよ!

自分の弟に俺のモノを突っ込むという変態的な状況に少しばかりの疑問を感じるけれど、俺はこれをお仕置きの一種と言い聞かせて自分を正当化した。

『挿入れるぞ…孝介』
『こんなっっ///こんなの…ダメらょ//』

言葉ばかりの拒絶を聞き流して俺は孝介の両脚の中に入り込み、パンツも脱いで全裸になるとケツ穴に自分の亀頭を当てた。
そしてローションやら何やらでぐじゅぐじゅになっている孝介の中に挿入を試みる。


『うぉ!!!こんなすんなり…』
『うっっっぁああぁあ//お兄ぃちゃん!!!ふっっ太いぃぃぁああ//』
『太いとか…ちょ//』


孝介は歓喜の雄たけびを上げた。
少なくとも俺には歓喜に聞こえる。

手はベッドに手錠で拘束され万歳の格好をし、
中途半端に乱された上の着衣と全裸の下半身。
そして両脚はカエルのように折り曲げ俺に絶対服従の格好。

…これに興奮しなくて何に興奮するってんだよ!!くそっっ!!!


そして俺は始めはゆっくりと…孝介の穴が俺の形状を記憶し始めたらだんだんはやく…
じっくりとした動きでピストン運動を始めた。
そう、女にする時みたいに。

ふと壁際にかけてある大きな姿見を見てみる。
俺が…弟のケツにチンコを挿入し、腰を振っている姿が映っていた。


『ぁぁっっんっ//うんっぁああっっすごっっ…いっイイっっぁぁあ//』


そして眼下には孝介の悶える姿である。

これは…

こいつは…

いったい何人の男をこうやってたぶらかしてきたんだ?


こいつの中は女のそれと同じように俺を包み込み
内壁のひだひだのひっかかりが快楽となって俺を感じさせた。

俺の脳は真っ白になっていく。
理性なんて吹っ飛んだ。
このままこいつの中でイってやる!!


『ぁあぁぁあ!!ダメ!!オレ…イっちゃぅぅ//』

孝介が髪を振り乱して叫んだ。
え??俺もこいつも、こいつのチンコしごいてないけどぉおお????


『ひぁぁああああーーーーーーーーー!!』
『ま…マジでぇえ??』


そしてこいつは宣言通り、しごいてもないのに先っちょから射精しやがった。

ところてん?これが噂のところてんですか!


『うわっっやべ///』


ぅっっっ…ぁあああ!!





…っちまった///


孝介の痴態に、俺は思わずこいつの中に中出ししちまった。
弟のケツに中出しとかwちょwww…って笑ってる場合じゃない。

『入ってくる//お兄ぃちゃんのザーメン、オレの奥に入ってくるぅぅ//』
『……言うな//』






孝介のありえない言葉を耳にした俺は急激に興奮が冷めた。
やべぇ…理性吹っ飛んでとんでもねぇことしちまった気がする。

ふと孝介を見れば、恍惚の表情を浮かべて余韻に浸っているようだ。

両脚をM字に開脚して丸見えになったケツ穴から、俺の中出ししたザーメンがどろりと出てくるのが見えた。
またベッドが汚れる。

『はぁ…はぁ//…はぁ////…』

余韻に浸っている孝介は息を切らしてカラダももじもじ動かしている。
エロすぎる。エロすぎるだろこの野郎。


俺はそんな孝介を直視することが出来ずに、手錠の鍵を開けて拘束を解いてやった。


『うわっっ!!!孝介!!!!!』

『ふふふ///お掃除フェラですよ///』


拘束が解けた孝介は突然俺のチンコをしゃぶってきやがった。
お掃除フェラ?そんなん…AVでしか見たことね〜よ!

ひとしきり俺のを舐め回した孝介は無言で立ち上がると部屋を出て行く。
ドアの所でふと振り返る孝介の表情は淫魔のような笑みを浮かべてて…


『逆に怖ぇよ!』


俺は一人でそう呟いたのであった。



【俺の弟がこんなに可愛いわけがない END】
あとがき→
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ