七色の軌跡
□プロローグ―始まりの調べ―
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とても大きな道、両側には様々な店が立ち並び、良い意味で騒がしく賑わう町並み。
買い物をするもの
仲の良い友と談笑しながら歩くもの
駆けずり回り遊ぶ子どもたち
仲睦まじく歩く男女。
耳の形が少し長い形をしたエルフ族
黒い三角帽子をかぶった魔法使い
顔つき体つきが少し獣に近い獣人族
体や体の一部が機械で構成されているレメルト
様々な種族の者たちが町を行きかう。
そんな町の中に、ひと際目に入り目立つ建物。
真っ赤な建物入り口は開け放たれていて、中にはたくさんの円テーブルや椅子が並んでいて
食事をしているもの、談笑しているもの、真面目な顔して話し合っている人たち
酒を飲み気分良くなっているもの
その中央にはカウンターがあり、横にはたくさんの紙が貼られた掲示板がおいてあったり
カウンターの傍らにたくさんの紙が重ねてあったり、受付嬢と話しあっている人がいたり………
ここは“ギルド”様々な人の依頼を受け、その依頼をギルド所属のメンバーや
フリーの人が依頼をこなしその依頼主から報酬をもらう場、だけではなく
最近では、ただ単に社交の場としてもつかわれたりもしている
今回の舞台は“ギルド”
だが、舞台はここではなく、中央街から少し離れた少し静かな場所に立つギルドが物語の中心となる。
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