短編
□選んだのは?
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私が恋したのは
隣の席のドSなアイツ
本当にサディスティック星の王子様何じゃないの?
って疑うくらいにSなアイツ。
もうあれは鬼畜って言っちゃっても良いくらい。
‥‥流石にそれは言い過ぎかな?
けれど優しい一面も持っていて、ベビーフェイスには似合わない男らしさや強さも持っていて。
サボりまなくせに剣道部のエース何だから、頭も何げに良いし。
そんな沖田と接していくうちに、自然と私は沖田を好きになっていた。
親友の神楽ちゃんを交えて話をしたりして結構仲も良くて、何だか知らないけどいつも褒められて、これはいけるんじゃ無いっ!?
何て調子に乗って沖田に告ったのが先週の話。
けれど、やっぱり人生はそんなに巧くは行かなくて、
沖田には既に彼女がいたんだって。しかもそれは私の大親友の神楽ちゃん――
いつも喧嘩ばかりしてたから気づかなかったけれど、そういえば二人は一緒に帰ったりしてたね。
仲が良いとか思ってたのも、良く良く考えたら私は神楽ちゃんに嫉妬させるだしに使われてただけだったんだね?
それを聞いた私の驚きは……
関係の無い神楽ちゃんに八つ当たりしてしまう位。
私の勝手な勘違いと嫉妬。
それだけなのに、本気で心配してくれる神楽ちゃんに申し訳なくて
泣いて謝った。
まぁ、神楽ちゃんは何の事だか分かってなかったみたいだけどね。妙ちゃんは気付いてたみたい。
(だって、哀しそうな目をしてた)
自分でもびっくりするぐらい私は沖田の事が好きだったみたい。
だって、大親友の神楽ちゃんに悪いと思っても、適う訳が無いんだって分かってても……
私は沖田が欲しい。
友情と愛情
(沖田と神楽ちゃん)
放課後眠っていた沖田にキスしたのは親友との決別のあかし。
But END...