捧げ物・宝物

□森田様へ
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ごめん…なさい……

悲しむ君の傍で…


「僕が死んだら貴方は悲しむのでしょうかね。」
「クス…さぁ…?」
「そこは、嘘でも悲しんでくださいよっ」
「骸を虐めるの楽しくて。
それに、僕は君を死なせないから。君が死ぬときは僕の腕の中だから…」


この意味は決して良いものではない。彼は自分の手で僕を殺すと言っているようなものなのだから…。


「大丈夫、一瞬だから痛くないよ。」
「そういう問題じゃないですよっ」
「やっぱり骸は面白いね。」

そう言って恭弥は頬に優しく触れ、キスをする。
彼の腕の中は暖かくて、心地よくて、死ぬときはこの腕の中でもいいと思ってしまうほどだった。


こんな日が続けばよかったのにと思っていたのに…


恭弥…ごめんなさい…






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