捧げ物・宝物
□雲雀恭弥様へ
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「あのっ…ひ、雲雀さんっっ」
「なんだい、綱吉…」
「あの、今度の日曜日…その、出掛けませんかっ…?」
「えっ…」
青空の向こう…
急に出掛けようと誘ってきたのは、沢田綱吉…。僕の恋人だ…。
ただ、彼から誘ってくるなんて初めてで少し驚いた…
「俺…雲雀さんと見に行きたいところがあって……それで…」
「クス…いいよ。じゃ日曜日の10時頃でいいかな…?」
「っっ、ありがとうございますっ//
じゃ俺楽しみにしてますねっ」
そういうと、彼は嬉しそうに駆けていった…
そういえば、もう春…。こういうぽかぽかした天気は嫌いじゃない、むしろ昼寝するにはこのくらいぽかぽかしてた方が好きだ…
そう思うと何故か、心までぽかぽかしていくようだった…