EVENT

□ヅラたん
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於:万事屋 居間


「銀時、貴様今日という日を忘れたわけではあるまいな」

「いや忘れてるね」

「まさかっ!リーダーもか!?」

「なんのことアル?今日は燃えないゴミの日だったアルか?」

「そうですよ、銀さん。ジャンプは資源ゴミに出してくださいって何度も注意されてるでしょ……っておれ無視かよっ!!?」



「で何しにきたんだおまえ」鼻ホジホジ
「なにしに来たんですかカツオさん」メガネ拭き拭き
「なにか用アルかイエロー」はなくそピーン



年中無休、毎日が定休日みたいなだらけた一家の団欒に現れたのは、銀時と旧知のあのお人。なにを勘違いしたんだか今日は奇抜な出で立ちである

世間では発売延期されていたド〇ク〇の発売を控え盛り上がっているというのに……(そのカッコ間違ってますよ)新八は心の中でツッコんだ。
−あっ先生、白王子のコミックが同じ7月発売になって良かったですね−



「まあそうつれない態度をとるな。よいではないか」

「ちっともよくないね。この天気のせいであたま爆発のオレみたいのは、おまえのそのサラッサラッヘアみると燃やしたくなるね」

「そうですよ洗濯物は乾かないし」

「二人とも私が好きな季節に文句アルのか、ああん?」

「「いえ、ございません」」

こっ殺されるかと思った
きゃぐらちゅあんコワイ



「今日はあの白い変なの一緒じゃないのか?」

「変なのじゃない、エリザベスだ。最近攘夷志士健康診断でメタボにひっかかってな検査入院中だ」

「エリザベートも大変アルな」



「ところでロウソクはたくさん持ってきたぞ」

「おまえガキどもがいるのに危ねえ発言すんなよ。誤解されるだろうが」

「いやフツーしませんって!どんなプレイ!?」

「新八ィなに興奮してるネ。これだからガキは困るネ。イエローもそんなにたくさんのロウソクどこで手に入れてきたネ。清太のとこカ」

「「「…………」」」



「……もぐもぐ…ちゃんと用意してあるではないか銀時。……まぐまぐ……なかなか変わった味のケーキだな。割引シールがないところを見ると見切り品ではなさそうだし、これはこれでいけるな……ぱくぱく」

「あっ、おまえ!!なにオレの非常食くってんだよっ!」

「銀さんどこに隠してたんですか!」

「こんなまるごとのケーキ、買ってもらったことないネ!」

「新八殿、紅茶でも淹れてくださらぬか」

「……さっきと態度変わったよ、この人」

渋々台所に立つと銀さんもついてきた。神楽ちゃんはなんとかケーキを食べようとギャーギャー争っている

「神楽、おまえもちょっとこっち来い」



「ずるいアル銀ちゃんっ!!!」

「なんですか銀さん。いまさら言い訳しようったって…」

「あれはな、冷蔵庫にしまうの忘れてたさっちゃんにもらったケーキだ」

「さっちゃんさんに貰ったって、……いつ貰ったんですか?あんなホールのを」

「おかしいアル」

「今月のはじめに『一緒にお祝いしましょ』て勝手に持ってきたんだよ」

「なんの祝いアル?」

「あ〜やつの誕生日とか言ってたな。だからハラこわしたくなかったら食うな」

「銀さん……あんた、いろんな意味でひどいです」



「ああ久々に楽しい夜を過ごせたな、ハッハッハ。うっ」

なんだこの腸がひきちぎれるような痛みは!!

「かっ厠を少々お借りしたい。こっ今生の頼みだっ!!」

スーパーマダオの厠に駆け込んで、なんとか生還を果たしたカツオが備えつけのホルダーへ手を伸ばすと………
紙がきれていた



『ハッピーバースデーおれ』



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その後ヅラは仲良くエリーと入院しましたとさ。
去年のアニ魂は長かった.笑

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