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□向日葵
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「「「うおぉぉお!!!」」」
歓喜の声を上げる子供達
目の前に広がるのは大きな向日葵畑。自分達より高いそれを見てピョンピョンと跳ね上がる
「先生!これは何という花ですか!?」
「ばーか、これは"ひまわり"ってんだよ!」
目をキラキラさせた小太郎が聞けば晋助が得意気に答える
「馬鹿じゃない桂だ!それに貴様になど聞いてない!」
「んだと?ヅラのくせに」
ギャーギャーと喧嘩の始まり
それを余所に銀時がポツリと呟く
「先生みたい」
動きを止め銀時を見る二人。そしてゆっくりとまた向日葵に目を向ける
太陽に向かって花を広げまっすぐ立つその姿。大きな葉はその人の暖かい腕のようで
三人共眩しそうに目を細め花を見つめる
と─
「「「うわっ!!!」」」
急に降り掛かった圧に驚き声をあげる
*