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□あり
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じーーーー…
ジワジワと日の照る夏の午後2時
屯所の庭、高い木の根本。そこに栗色の髪の少年が屈みこんでいた
じーーーーー…
黒い服に身を包み、それが熱を集めているせいか額には若干汗がにじむ
じーーーーーー…
見つめる先には蟻が一匹、菓子の欠片を運んでいた
じーーーーーーー…
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