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□雪嵐が舞う日
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こちらは偶数隊基地。大将が座る椅子を置き、まわりに雪の壁を作った



「偶数隊の大将は俺が勤める。取り敢えず攻めろ。」

「副長!それを作戦とはいいません!!」

「うるせぇ。やられた奴は切腹だからな、命懸けで励めや」



隊士達の顔が真っ青なのは雪の寒さからでは無いだろう。2番隊を置き、後は颯爽と駆けて行った。

そして数分経ってから聞こえた悲鳴。隊士の1人が頭から血を流し覚束ない足取りで帰って来る



「おい!」

「…う、敵は武器を仕込み…圧倒的な戦力、差が…」

「分かった、もう喋るな」



報告を終えると小さなうめき声と共に気を失った。もしやとは思っていたが流石ドSの王子様だ、恐らく雪玉に石でも仕込んでいるのだろう。正面から挑んだのが悪かった



「副長ー偶数隊やばいですよ、今生き残ってるのは隊長各のみです。それも数分しないで沖田隊長率いる1番隊にやられるでしょう」

「チッあの野郎…つーかテメーは何やってんだ山崎」

「俺ら監察方は審判兼救護係です。」



急に現れた山崎は隊士を担ぐと頑張って下さいね、と一言言い去って行った。土方は審判が敵方の情報を流して良いのか些か気になったがまぁ良いだろうと流す。



「永倉、俺達も攻めるぞ」

「全く本当に無謀ですね。土方さんらしいや」

「あぁ…付いて来、」

ドォォォォオン



一瞬流れた暖かな空気を消し去る爆音。見れば永倉以下2番隊士は屍と化していた。



「…………」

「お、大将発見〜」



雪玉に石ころ所ではない。鉛玉に雪をコーティングしたバズーカを持ち沖田筆頭に1番隊の登場



「てめっ総悟!!それは反則じゃねーのか!!!」

「何言ってんでさァ土方さん。ルールは大将を討ち取った方が勝ちってだけで武器については何も触れてないですぜィ?」

「──!」



ニィっと口角を上げる沖田に土方は歯を食い縛る



「行くぜ野郎共!くたばれ土方ァァァアア!!!」



ドォォォォオン




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