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□焚き火に集う(攘夷)
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騒ぎがやっと収まり4人は火の周りを囲う
「つーか何で焚き火…?」
「寒いからだ」
「………わ、銀さんビックリして言葉も出なかった」
今はまだ木に葉が残った時期である。わざわざ枯れ葉を別の星から集めて来たと言うのだから相当気合いが入っているのだろう
「そういや芋は?」
焚き火と言えば焼き芋。そう思い銀時が口を出せば桂は自信満々の顔でグッと親指を立てる。何かイラッときた
「この葉はだな、焼き芋がより美味くなる特殊な枯れ葉なんだぞ凄いだろう!」
「いやいや、取って来たの辰馬だろーが。何でテメーが威張ってんだよ」
「アッハッハ、細かい事は気にしちゃいかんぜよ!そんな事より芋の加減ば見んと」
もう芋は中にある様で2人は木の枝を使って焚き火の中を捜索している。それを横目に高杉を見れば、屈んだ状態で膝を抱えて震えていた。最も危険な男?どう見ても凍える小動物だ。
「高杉…テメーはバカか?」
「ククッ、銀時ィ俺にそんな口きいて良いと思ってんのか」
「鼻水垂れてんぞ。ホラ、銀さんティッシュ持ってるから」
鼻をかんでもらう鬼兵隊総督。何時もの派手な着流し一枚に胸元は大きくはだけている。寒くて当り前だ
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