hand.


□焚き火に集う(攘夷)
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焚き火に集う
(攘夷4)





「ッう〜〜さみぃ!!!!!!」



蝉が泣き止み夏が終わりを告げる頃。今日は秋を過ぎ冬間近といった寒さだった
空を見上げれば見事な秋晴れ。澄んだ空気と冷たい風がその身を冷やす

己の肩を抱くその男は懐から一枚の紙を取り出した



─9月〇日午後2時、御坂神社裏手林にて待つ─



至ってシンプルな内容。見方によっては果たし状とも取れるが、その達筆には残念ながら見覚えがある



「……だりぃ…」



そんな事を呟きながらも律儀に時間通り家を出てこうして足を運んでいる。銀の髪を揺らしやや重たい足取りのまま進む






「む、遅いではないか銀時!」

「待っちょったきに〜」

「……さみぃ…」



…いや、分かってたよ?誰が居るかなんて分かってたけど……



「時間ピッタリだろうがぁぁぁああ!!!!!!何なんだ代わり映えのねぇ連中だな!つーか高杉!テメーは上記の俺とセリフ被ってんだよ!!!」

「あっはっは金時はまっこと元気がええな!」

「銀時だっつってんだろーが!テメーはイラッてするから喋んな!!!」

「今日はまだ1回も言ってないぞ」

「もう!人の揚げ足ばっか取って!!!」

「……さみぃ…」

「高杉ィィィイイ!!!!!!」




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