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□悠久のティアブレイド(オトメイト)
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ここからは、ネタバレを含みます。
プレイしていない方にはたぶんチンプンカンだと思います。すみません

※以下、注意してください。





シュド
思っていた以上に重いものを背負っています。3000年前の12番目の騎士として、立派でしたし、とても主人公らしい働きをしていました。過去の記憶に目覚めてからは、頼もしかったです。
守るという使命を持ち続け、3000年の時を経て、イヴと再会し、自身の役目を果たします。
過去のイヴから貰った名前と言葉を本当に大切にしているからこその現在の「世話焼き(おかん)シュド」になったと思うと愛おしくなります。本当にまっすぐでいい子です。

でも、心臓を撃たれて死にかけるのに、頭は大丈夫って、どういう原理なんだろう。回復も早かったし……少しもやっとしました。

アタルヴァ
過去のロウのスチルを見て「あれ? アタルヴァ?」と思ったのは、悲恋エンドへの布石だったようです。ロウとの戦いを制し、一緒に戦って未来を夢見た彼女は、彼女ではなくなってしまっていた。しかも、アタルヴァを見て「ロウ?」と問いかける過去のイヴに「ロウだよ」と優しい声で答える彼が切なかった。これから、彼女をイヴの代わり、そして自身をロウの代わりとして生きていくのかと思うと……歪
ですね。
そもそも、愛という感情に憧れ、命を懸けて記憶の主の想い人であるイヴの元にたどり着いたアタルヴァのルート。当然、記憶の主は、ロウなのですが、ロウのアタルヴァへの道具扱いが本当に酷い……記憶の主への失望感が強く、悲しい気持ちになりました。
また、アタルヴァ自身が脳を失うことで一度死んで生体コンピュータになるのも、ロウの記憶から離れてイヴへの心を再確認するうえで必要なことだったと思うのですが、脳をコンピュータに置き換えて、オリジナルのアタルヴァは死んでいると思うと複雑な気持ちになりました。
生きているってどんな状態を指しているのか。
そんなこと考えさせられるルートでした。
ご褒美スチルがすごく好きです!

ヤジィル
前半のコミカルさと後半のピカレスク感のギャップが激しいルートでした。イヴは許したけど、私としては許せませんでした。
可哀想な過去に同情はしますが、罪悪感を消して人類滅ぼして歴史に名を残そうという考えが好きになれません。罪悪感を消した時点で逃げている感じがして、ちゃんと自分のしたことと向き合ってほしいと思ってしまいました。
その意味でも、イヴとのかかわりで罪悪感が付きまとい苦しむ姿はテーマとしてよかったと思います。
そもそも歴史を語る人がいなくなった歴史に名を残すことに意味があるのでしょうか、と思うルートでした。

ロウ
ヤンデレっぷりにビビりましたが、創世記を見ているうちに彼がどうして歪んでしまったのか……徐々にロウの境遇に同情してしまいました。5人の中でも比較的力が入ったルートだと思います。
トゥルーもそうですが、彼は主人公のライバルという位置づけですが、時々主人公になっている気がします(笑)
唯一の過去イヴルートですが、二人が幸せそうで本当に救われるエンドでした。

クレイドル
まさかの2人!! 子供バージョンも大人バージョンも好きです。やっぱりずっとイヴを支えていてくれていたので、心からよかったと思えるルートでした。
でも、いかんせん短い。期待していただけに短いような気がします。


ヤジィルの感想が辛口になってすみません。とても楽しい時間を過ごすことができました。
トゥルーまでやると本当に切ないですが胸が温かくなる素敵な作品だと思います。

読んでくださってありがとうございます。
それではまた。
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