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□植物図鑑
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とてもとても素敵な物語です。

酷く酔いつぶれた主人公のさやかは、ひょんなことから、生き倒れになっていた青年・イツキを拾ってしまいます。

帯に書いてあったように、読んでいるとにやけます!!
読むときは、周りに注意してください(笑)
私は、バスの中でずっとにやけてました
(←すみません)。

道草は楽しくって、切なくって、さやかと一緒にイツキにきっと恋をしていしまいます。

ネタばれですが、
イツキが去ってから、泣きました。
さやかに感情移入してしまったのか、悲しくて切なくて……
もちろん、ハッピーエンドで読んだ後は幸せな気分になれました。

この本を読んで少しだけ世界が変わりました。
普段、見なかった道に生えている草(名前がある(笑))を良く見るようになったと思います。
春なら、フキノトウやツクシ、夏なら、良く茂ったヨモギとか。
季節を感じるようになったと思います。

そうやって目を凝らして、道草をしていたら、いつか私もイツキのような人を拾えるかな、なんて(笑)

そんな幸せな気分にしてくれる一冊でした。

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