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□突撃!! コトアールの晩御飯(イナズマイレブン)
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突撃コトアールの晩御飯
*1*
午後の練習を終え、ひと息着いたボクは料理場へと向かう。
今日のご飯の当番は、ボクとウィンディとマロン、マキシの四人だった。
コトアール代表には、マネージャーがいなかったから、こうして、代わる代わる当番でご飯を作っている。
それは、今に始まったことじゃなくて、コトアールにいたころから、ボク達はずっと自分たちのことはできる限り自分たちでやって来た。
コトアールはもともと裕福な国ではないから、サッカーをしているぐらいなら、働け、手伝えとボク達がサッカーをすることにもちろんお母さんやお父さんたちは反対したし、ボク達も働いて少しでも家計を助けることが当然だと思っていた。
アラヤ ダイスケ、師匠と出会ってボク達の世界は変わった。
ボク達はサッカーを知ってサッカーがしたいと思うようになった。
もちろん、お父さんやお母さんに反対されたけれども、ボク達の気持ちと師匠の熱心な説得で、ボク達はサッカーをすることを認めてもらい、師匠と共に練習を重ねてこうして世界大会に出場するまでのチームに成長できた。
そう言うことがあったからこそ、親には迷惑をかけないように、とボク達は小さい時からずっと、こうやって、自分たちのことは自分たちでこなしてきた。