novel『ロックマンエグゼ』vol.2長編
□『追憶の中の君へ』-2
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科学省で炎山は熱斗を降ろして、IPCへと直行した。
早朝会議があるらしく、車中でも資料片手に睨めっこしていたから。
「頑張って」
と、俺が言うと険しかった眉間の皺が掻き消えて、
「ああ」
と、擽(くすぐ)ったそうに笑っていた。
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