novel『ロックマンエグゼ』vol.1短編N
□『優しい音階』
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「ま、そう言うと思ってたから…コレ」
差し出されたのは一通の長封筒。
「何?」
「いいから、開けて見ろ」
言われるがままに、熱斗は封を開けた。
「…?!コレって!?」
「シークレットライブのチケット。一枚貰って来た」
お前の分だ、と言わんばかりに。
炎山は、机の上に腕組みをして。
まるで自分自身の事の様に、嬉しそうに表情が綻んでいる。
「マジで?!しかも最前列じゃん!!」
「どうせ行くなら、一番良い席の方が良いだろ?」
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