novel『ロックマンエグゼ』vol.1短編N

□『Romeo』
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さすがはパートナー。

『…炎山様?』
怪訝な声で、俺の名を呼ぶ。

「いや。すまない」

ひとしきり笑い終えて。
一回、息を吐いた。

そして、おもむろに口を開く。

「きっと皆、曖昧な夢に飾られてるんだよ」





そう。
自らが飾ってるんじゃない。
”何か”に、飾られてるんだ。
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