novel『ロックマンエグゼ』vol.1短編N
□『白雨』
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「…雨、止め」
小声で、口を尖らせて、ムー。
灰褐色な空を睨みつける。
「梅雨時なんだから、仕方ないだろ?」
「…ヤダ!!」
「しょうのないヤツ」
そう言うなり炎山は、プッと吹き出して笑い出した。
だって!だって!
今日の為に立てた計画、意味なくなるじゃんか!!
あちこち引っ張り回してやろうって、寝る間も惜しんで考えたのに!
俺の睡眠時間も返せ!!
いきり立つ俺を見て、ますます楽しそうに笑う炎山。
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