novel『ロックマンエグゼ』vol.1短編N
□『Friends or Lovers』
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『元気ないね。熱斗くん』
ホログラム化したロックマンは、器用にパソコンの上辺に腰を落ち着けて。
両足をブラブラさせて、俺を眺めながら。
心配そうに首を傾げている。
『熱斗くんらしくないよ』
…俺らしいってどんなだっけ?
改めて言われると、俺ってば、周囲にはどんな人間に映ってるんだろう…
悩みなさそう、とか?
何も考えてなさそう、とか?
俺だって、俺なりに悩み事だってあるんだっつーの。
色々と、さ。
「ならさ、ロックマンは分かるか?」
『何が?』
俺は、少し躊躇いがちに、
「友達と、恋人の違い」
悩んでる内容を打ち明けた。
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