novel『ロックマンエグゼ』vol.1短編N

□『Flowlight』
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「じゃあさ!部屋の電気、消して!ブラインドも全部下ろして!」

とにかく部屋を真っ暗にしろ、と耳元でがなるから。
俺は二つ返事で、熱斗に言われた通り、ブルースに指示を出した。

数秒後。
ブラインドが自動で降下を始めると。
煌々と点いていた照明も、端から順番に消えていった。

間接照明一つ残さず、天然の光すら遮断された中。
目が暗闇に慣れて来た頃。

真っ暗にして何がしたいのだろうか…?

どうにも見当がつかない俺は頭を捻っていた。
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