novel『ロックマンエグゼ』vol.2長編

□『追憶の中の君へ』-4
7ページ/17ページ


「良かったな、熱斗。ライカも一緒に行けるようになって」

ライカは見てしまった。
炎山がチラリと目配せした後に、「してやったり」とでも言いたげに舌を出したのを。

瞬時に、この怒涛の畳み掛けを仕掛けたのが、誰なのかを悟った。

「お前の仕業か?!炎山!!」

「さぁて。何の事やら」

あくまでしらばっくれ様とする炎山に、ライカは喰らいつこうとして。
胸倉を掴もうと腕を伸ばした、その時。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ