novel『ロックマンエグゼ』vol.2長編

□『追憶の中の君へ』-2
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宛もなくただブラブラしていたら、女性の声で俺の名前が呼ばれた。

「熱斗くん」

その人は真辺さんだと、ロックマンが教えてくれた。
真辺さんは多くを語らず、少しだけ世間話をした後に、
「またね」
と、手を振って去って行った。

真辺さんはネット警察の人だともロックマンが言っていた。

「カッコイイなぁ。働く女性(キャリアウーマン)ってさ」

真辺さんの背中を羨望の瞳で見つめる。
そんな俺の独り言を聞いて、ロックマンが対抗する様に続けた。
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