novel『ロックマンエグゼ』vol.1短編N

□『不動の恒星(ミチシルベ)』
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「なぁ…聞きたい事があるんだけど、さ」

熱斗は、執務机の書類の山とデータ整理のパソコンの向こう側に埋もれている炎山に声をかけた。

今更「邪魔だ」「ウルサイ」とか「ここは遊び場じゃない」とか説教しても聞く耳などなく。
毎度毎度懲りずにIPCにやって来る熱斗に、ある意味感心などしてみたりする。

今日も今日とて、土曜日で学校が休みなのを理由に朝から入り浸っている。
炎山はかえって、
(友達と遊びに行ったりとかしなくていいんだろうか…?)
と、心配になる。
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