novel『ロックマンエグゼ』vol.1短編N

□『Aprilfool』
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熱斗は真剣な眼差しで、真っ直ぐに俺を見つめている。

それはそれは、至極真剣そのものな表情で。

「お腹を壊すのは、河童の呪いなんだ」

………はぁ?
ナゼに、河童??

暑いからって暴飲暴食してるのを、見知らぬ妖怪(?)に責任転嫁するのは。
どうかと思うぞ?

でも、何で河童?

熱斗の、相変わらず突飛で奇怪な展開に、頭を悩ます俺。

真面目に取り合えば、取り合っただけ。
己の阿呆さ加減に落胆をきたす。

真剣に向き合おうとすればしただけ。
疲労度は増すばかりだから。
あまり深くは考えない様にはしているつもりなんだが…

ついつい、答えてしまう。

ホラ。
俺って、根が真面目だから。
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