九龍小説

□盾
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「じゃ、今日はよろしく。」

深夜探索へ向かうため、九龍は今回のバディに片手を上げて言う。

「はい、私の知識がお役に立てば良いのですが…。」

答えたのは七瀬月魅。
その隣にいた人物は何も答えない。
顔を赤くして、何やら複雑そうな表情をしている。

「おい?真里野??」
「む…?す、すまない。よろしく頼む…。」

ややぎこちなく九龍に答える真里野。
七瀬は不思議そうに首を傾げるが、九龍は満足そうに頷いていた。

この後、3人を襲うピンチなど知らずに。
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