誰よりも敬愛する我が主様。
貴方にとって私とは 一体どんな存在だったのでしょうか。
「…主っ!!」
冷たい刃先が身体をゆっくりと突き抜ける感覚
次に 生暖かい血が滴り、止めどなく流れ出る
喪失感。
とどめること知らないように 足元に血溜まりをつくる。
「主…私はお役にたてま、…したか…?」
「……ああ」
「…それは、光栄です…」
今一度、此処で血の誓いをたてましょう
いつ何時 離れていても、主をお守りするという事を。
誰よりも敬愛する我が主様。
グリムジョー様
貴方の側に仕えることが私の倖で有り、全てでございました。
貴方にとっても私がそうであれば良い
例えそれが自分よがりの空想でも
そう願わずにはいられないのです。