日記


◆if 願わくば 




魔法をかけるようにゆっくりと、唇を女の瞼に這わせる。


眼球の柔らかい感触と、冷たい体温が不釣り合いで、思わず笑みを溢した。


「いしょう(一生)、目覚めなければいいね」



薬指で、淡く色づき誘っているかのような唇を弄ぶ。

この色を見るのは、恐らく今日で最後だ。


「もう必要ないね」



部屋の中の救急箱から包帯を取りだすと、ナツの鼻から下へ念入りに巻き付けた。



白い布で完全に覆われたそれに、何度も唇を重ねる。



唇、首筋、鎖骨…
ゆっくり熱を与え、服に手をかけた所で、部屋の外の気配に気づいた。



「何してるか、ヒソカ」


「人形は気に入ったみたいだね◆」



音もなく背後に立った男は、薄い笑みを浮かべていた



「何のようね」


「もうすぐ、マチが帰ってくるから教えてあげようと思って◇」



「ワタシに構うな」







『願わくば』

願わくば…
キミをこの手に。


願わくば…
この手の内が変わらぬことを。


人形を抱いた男は深い闇へと消えた







なかなか執筆が進まない『願わくば』の気分転換に書きました。
(大した内容ではないので、日記にこっそりアップしています。)

書いていて楽しかったです(^^)
実はダークなフェイタンが大好きです!

2016/08/02(Tue) 00:16

by れい
願わくば。
大好きな作品です(*^^*)

はあぁぁ(///∇///)
ダークなフェイ***も更に萌え(〃ω〃)

凄く綺麗な描き方に身体が火照ってしまいました♪(/ω\*)
目覚めるか。そのままか。
どちらも楽しめるなんて(^w^)
続きを楽しみにしています。

※火照り過ぎて指先まで汗ばんで。。。
スマホが操作できないくらいですf(^^;

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