せかいせかい

□せかいせかい まとめ
2ページ/4ページ

キルアside

二次試験中、夢主のことが頭から離れないキルア。

ヒソカと目が合い、睨まれて固まる。
そんな自分に自己嫌悪する。
しかし、ゴンの無邪気な明るさに段々心が軽くなる。



二次試験が終了し、三次会場へと移動する最中に暗殺一家であるとゴンへ打ち明ける。

「夢主もそうなの?」

ゴンの問いに、夢主へ想いを馳るキルア。

「姉ちゃんは…姉ちゃんだけは違う。」

人を殺めた後、虚な目で赤く染まった手を見つめる夢主。
何も感じない兄貴達と一緒ではない。

いくら手が赤く染まってしまっても、
夢主の手はいつだって、優しく温かい。


「姉ちゃんの手は…汚れてないんだ」

「キルアは夢主の事が大好きなんだね!」

ストレートなゴンの言葉に、面食らうキルア。

「それに、夢主もキルアの事が大好き!」

「…いや、それは…」


二次試験の夢主の姿が脳裏を過ぎる
夢主は自分よりも、ヒソカを優先した。


ヒソカ…

夢主の口から、この名前を聞くのは初めてではない。

夢主はうなされていると、よくこの名前を口にしていた。
苦しそうに、小さな叫び声のように、度々その名前を夢主は呼んでいた。

まさか、その本人が目の前に現れるとは…

しかも、あんな危険な男だとは思わなかった。


でも、姉ちゃんにとっては大切な存在…
あんな声で名前を呼ばれる男に、自分は到底敵わない。


「どうして?見てれば分かるよ。夢主がキルアを大好きだ!って」


「ゴンだって見ただろ。姉ちゃんにはヒソカがいる」


卑屈になるキルア。
ゴンは、夢主がキルアに近づかないのは、ヒソカから守る為では?と告げる。


ゴンの言葉に納得したキルアは、改めて夢主への想いを再認識する。

その後、原作通りネテロと勝負。

勝負後に人とぶつかるが、夢主を思い出し、殺さずにその場を去る。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ