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□いつだって
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いつだって、君は護ってくれる。

いつだって君は戦ってくれる。


そして、いつだって。
君が1番大切だから。




************


いつものように、夜中に虚に呼び出された黒崎君。


生憎、私の家が一番遠くて。

霊圧を頼りに向かった先には。

「遅かったな、井上。」
「黒崎君!!」

そこにはもう虚の姿はなく、彼の右腕に傷。

「間に合わなかったかぁ…ごめん、黒崎くん…」
「たいしたことねぇって。」

すぐに淡い色の盾を張る。

゛事象の拒絶゛

この力のせいで、黒崎くんを傷つけた、あの夏。

こんどこそ護るから、頼むから、いなくなるな、
と言う彼に。
私こそ、と頭を下げた。

護るときめて、でていったのに。結局護りきれなかった。


「ごめん。」
「だから、おまえのせいじゃないから。」

いつだって、そう。
私のせいじゃない。ううん、違うよ黒崎くん。


腕の傷は、もう跡形もない。

「サンキュウな。」

返事のかわりに、こくんと頷く。

わしわしと頭を撫でてくれた。

「帰ろうぜ。」
「…うん。」

先を歩く彼の背中に、そっと呟く。

「ありがとう、黒崎くん。」





いつだって、君は優しいから。

その優しさを、私は護るよ。
君が、私を護ってくれるように。


Fin

次は後書きという名のひとり反省会。
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