ツバサクロニクル

駄文
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授業に出たくないからサボった、ただそれだけの理由
…いや、もう1つ理由はあったんだ
会いたかった、奴に


「また不良の黒鋼くんですかぁ?」

皮肉混じりにそう言うのは保健の先公であるファイだ、日本人ではないので目が青いし髪は綺麗な金色だ

「此処は貴方のお休み部屋じゃないんですよー」

「分かってる、ったくその言い方止めろ鼻につく」

「…黒くんは不機嫌だね」

「うっせェ、とにかく俺は寝るぞ!」

「俺も一緒に?」

「添い寝はいらねぇ!」


ドスンとベッドに音を立てて寝る、カーテンはわざと閉めない
ちらりとファイの方を見ると少し目が合って奴は慌てて反らした

「顔赤くしてどうしたんだよ」

「…大人をからかうのは止めてよ黒鋼」

「からかってるように見えんのか、侵害だなそりゃあ」

ネクタイを軽く緩める、ファイがこちらを見てごくりと唾を飲んだのが見えた


「今日も黒鋼を傷付けるかもしれないよ?」

「別に俺は構わないぜ」

身体にはおびただしい程の引っかき傷とキスマーク
それを見るとこの印を残した奴(ファイ)に会いたくなる

中毒だな…、これは

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