ツバサクロニクル

愛を込めて
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「バレンタインデー?」

「って何、モコちゃん」

新しい世界で黒ぴーと小狼くんが羽根を探している間、俺はサクラちゃんとモコナと留守番をしていた

「あのね、バレンタインデーっていうのは
女の子が好きな男の子に手作りのチョコを渡す日なんだよー」

「好きな…男の子に?」

サクラちゃんが悲しそうにうつ向いた、そうだよね…思い出せないもんね
小狼くんとの…


「ねぇサクラちゃん、俺と一緒に小狼くんたちにチョコ作らない?
日頃の感謝、としてね」

「…はい!」

「うー、モコナもいるよ!!」

「一緒に作ろうね、モコちゃん」










────────





「モコナは誰にあげるの?」

チョコを溶かしているモコナに聞いてみた

「んーとね…、ファイとサクラと小狼と黒鋼と侑子!!それと、ラーグ…」

「ラーグって?」

「モコナの大切な人…」

「ふーん…喜んでくれるよ…きっと
サクラちゃんは?」

「小狼くんに…、すごく優しくしてくれるから」

「そう…」

「ファイは誰に渡すの?」

「俺?俺は…」




やっぱ黒りんかな?




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