ツバサクロニクル
□愛を込めて
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「バレンタインデー?」
「って何、モコちゃん」
新しい世界で黒ぴーと小狼くんが羽根を探している間、俺はサクラちゃんとモコナと留守番をしていた
「あのね、バレンタインデーっていうのは
女の子が好きな男の子に手作りのチョコを渡す日なんだよー」
「好きな…男の子に?」
サクラちゃんが悲しそうにうつ向いた、そうだよね…思い出せないもんね
小狼くんとの…
「ねぇサクラちゃん、俺と一緒に小狼くんたちにチョコ作らない?
日頃の感謝、としてね」
「…はい!」
「うー、モコナもいるよ!!」
「一緒に作ろうね、モコちゃん」
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「モコナは誰にあげるの?」
チョコを溶かしているモコナに聞いてみた
「んーとね…、ファイとサクラと小狼と黒鋼と侑子!!それと、ラーグ…」
「ラーグって?」
「モコナの大切な人…」
「ふーん…喜んでくれるよ…きっと
サクラちゃんは?」
「小狼くんに…、すごく優しくしてくれるから」
「そう…」
「ファイは誰に渡すの?」
「俺?俺は…」
やっぱ黒りんかな?
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