DEATH NOTE

甘い珈琲
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「すみませーん、珈琲1つお願いします」

「かしこまりました」



人があまりいない喫茶店
こういう人がいる所って久しぶりに来た気がする
前まではキラ事件とかで外にさえあまり出られなかったから…


「竜崎…」

今でも憶えてる
竜崎の体温、唇の感触、眠った時の顔…
でもその竜崎はもう
此処にはいない
ずっと傍にいられると思ってたのに…



「珈琲お持ちしました」

店員さんが来た、慌てて涙を拭く


「お砂糖はお好みでどうぞ」

そう言い残し、隣の客の所に行く


角砂糖…、よく竜崎が僕の珈琲の中にふざけて入れてたよな
僕が上ばかりいたから竜崎が怒って…


懐かしいな…



「あの、…お客さま」

「はい?」

「砂糖…入れすぎだと思うのですが…」

「え…、うわぁー」


気が付いたら珈琲カップの中は角砂糖の山でいっぱいだった
…これ、竜崎の珈琲カップみたい
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