銀魂
□別れの時
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「別れよう」
山崎さんに電話で呼ばれて僕は林道に行った
其処で山崎さんに言われた言葉がこれ
冗談ですよね…、って聞きかえした
だけど
「ごめんね新八くん」
答えは変わらなかった
「ど…どうして?」
「…ごめん」
「理由聞かせて「ごめんね、言えないんだ」
「…他に好きな人が出来たんですか?」
相手は…女性…なんですか?僕が男だから別れるんですか?
「…僕が、悪いんですか?」
「違う、新八くんは悪くない
それに俺はずっと…新八くんの事…!」
ほろり、と山崎さんの目から涙が溢れた
「好きだよ!ずっとずっとこの気持ちは変わんないよ!…だけど駄目なんだ」
"もう俺たちには時間は無い"
…俺…たち?
「…さよなら新八くん」
おでこに音を立ててキスをされた、初めてキスされた場所も此処
「さよならなんて…まるでお別れみたいな事言わないで下さいよ」
大好きな彼から大好きな友達に戻るだけなのに…
「また会いましょう、山崎さん」
「うん…またね(もう会えないのに、俺たち)」