銀魂
□†路地裏の指名手配犯
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ど…どうしよう…
いきなり見付かっちゃったよ!!
「お前は…確か受験番号11番か?」
なんで番号憶えてんだよコイツは!!
「ち、違います…」
ど…どうしよ…
俺、思いっきり真選組の制服着てるし…携帯は昨日副長に壊されたばかりだし…
「そうか」
あれ…、口を塞いでいた手が離れた
なんだ…抵抗しなかったら良かった、そう思った時…
『総悟てめェ山崎1人で見回りさせたのかァ?』
ふ、副長…それに沖田隊長の声だ!!
「た、助けて副ちょ」
「はいストップ」
肩をガシッと掴まれた
「な、何すんだ…」
…振り向いた途端、俺は桂に
『なぁさっきザキっぽい声しませんでしたかィ土方さん』
『あァ?気のせいじゃねーか』
『そうですかねェ』
副長…隊長…行かないでー
2人の事が少しずつ聞こえなくなってきた
「…行ったな」
さっきまで交わっていた唇が離れる
目の前にいるのは長髪のムカつく程の凛々しい顔の貴公子
「ヅラ小太郎…」
「ヅラじゃない桂だ」