雲雀×骸
□好物
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雲「やぁ骸。今日君の誕生日でしょ?」
骸「雲雀君!覚えていてくれたのですか!?」
雲「当たり前でしょ?僕を誰だと思ってるの」
骸「ありがとうございます!」
雲「プレゼントは何がいいか分かんないからあとで一緒に買いに行こう」
骸「雲雀君から貰えるなら僕は何でも嬉しいですよ」
雲「じゃあ来年は考えておくよ」
骸「楽しみにしてますね」
雲「あ、ケーキは買ってきたよ。はい」
骸「ありがとうございます!開けていいですか?」
雲「どうぞ」
パカッ
骸「…………」
雲「どうしたの?」
骸「あ、あの雲雀君……僕の好きな物って知ってますか?」
雲「当たり前じゃない。チョコレートが好きなんでしょ?」
骸「はい……あの、何で僕の好物を知っているのにチョコケーキじゃないんですか?」
雲「仕方ないだろ?売り切れてなかったんだ」
骸「そしたら普通メジャーな苺がのったショートケーキとかあるじゃないですか。これどう見てもチーズケーキですよね?」
雲「ケーキなんて初めて買ったから値段知らなかったんだ」
骸「……いくら持って行ったんですか?」
雲「1000円」
骸「なっ!じゃあこれ1000円のケーキなんですか!?恋人の誕生日ケーキなのに……!家に戻るという考えはなかったんですか!?」
雲「……あんな恥ずかしい場所に1人で何回も行けるわけないだろ?これでも頑張ったんだ」
骸「そ、そうですよね……群れるのが嫌いな雲雀君が僕の為に買いに行ってくれたんですよね」
雲「さすがに1000円のケーキは酷かったよね……ごめんね?」
骸「!いえ、もう気にしてませんので」
雲「そう、よかった。じゃあこれからプレゼントを買いに行こうか」
骸「はい!」
骸「プレゼントありがとうございました!」
雲「どう致しまして」
骸「来年は楽しみにしてますね」
雲「頑張るよ」
骸「あ、でもケーキは一緒に買いに行きましょう」
雲「……気にしてないんじゃなかったの?」
fin.