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□どうしても
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「エエ度胸やな・・・じゃあ言わせてもらうで?」




ゴクリ・・・

その音さえもこの静かな所では相手に聞こえているのではないか、そう思った。










「押さえつけて声が嗄れるほど啼かせる。
意味分かるか?」







意味が分からなかった・・・
謙也は何を言っているのだろう・・・






「啼かせるっちゅうんは、ただ涙を流させるわけやないで?
そこんとこは分かってもらわなあかんわ」










強姦・・・そういう事だろうか・・・
自分自身そんなことをされた事が無い為・・・いや、そんなこと普通されるわけがない。
ましてや、男が男にするなどともってのほかだ。







「謙也が俺にどんなお仕置きをしたいんかはよう分かった・・・
けどな、そんなお仕置きしてどないすんねん、お前は犯罪者になるつもりか?」






怖かった

こんなことを言ってしまった自分に後悔した



終わった・・・そう思った。














「犯罪者?そないなもんになるつもりはまったくあらへん。
ちゃんと愛のあるものにしようと思ってるんやけど?」







「啼かせる言うたのに愛があるわけ無いやろ!!
どこが愛や!!!」







「啼かせるのは嬉しくて、や」







「は?お前何言うてるん??」







「白石、お前は気づいて無いかもしれんけどな・・・
お前は俺に惚れてるんや、そして俺もお前に惚れとる。
両思いでヤれれば嬉しいやろ??」











狂ってる

今のコイツにはこの言葉があっているだろう・・・









俺がいつコイツを好きと思ったというんだろう・・・









「なぁ・・・謙也、お前いつからそんな奴になったん・・・?」










「俺はいつもこんなやけど?急に変なこというなんておかしなやつやなぁ?」











駄目だ

コイツは完全にイかれてしまっている










「お前のことを愛したいんよ・・・
だから暴れないで大人しくしといてな・・・?」





































END?

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