Dream
□あなたと。(仁王雅治
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「はぁ・・・・・」
私は今不安なことがある。
そう、それは私と付き合っている彼「仁王雅治」とのことだ。
あんなにカッコイイ彼が私と付き合っている、そう考えただけで頭がパンクしそうだ・・・
「私に魅力なんてあるのかなぁ・・・」
自分に自信がない私はいつもそう思う。
「あるから付き合っとるんじゃろ?」
「っわあ?!ビ、ビックリした・・・;」
「そんな驚かんでもええのに(笑」
いつも私が仁王のことを考えている時に限ってこの人は現れる。
いったいどうしてなんだろう・・・。
私の心を読んでいるのではないかといつもドキドキする。
「それにしても・・・急に自分に魅力があるのかなんてどうしたんじゃ?」
「え;?!いや・・・うん。まぁね・・・;」
「はぐらかすんじゃなか、はっきりしんしゃい。」
「うっ・・・」
私は仁王にじっと目を見られると本当の事を言わなければと思ってしまう。
そういうのを分かってて仁王はしてるんだろう、本当にタチが悪い。
「じゃあ言うけど・・・笑わないでね・・・?」
「ああ」
「仁王はカッコよくていつも皆にキャーキャー言われてるけど、
私は女子に可愛いって言われるくらいで男子には何も言われた事ないし
魅力ないのかなーって思って・・・
それに私なんかは仁王とつり合わないんじゃないかって思って・・・」
「何言っとるんじゃ、お前さんは十分魅力あるじゃろ?」
「・・・そうなの;?でも仁王私のこと可愛いって言ってくれたことない・・・」
「可愛えと思っとるよ、今だって抱きしめたくて仕方がないんじゃからの?」
「っな!!////そ、そうなんだ・・・///何かありがと///」
「いやいや。・・・ところで、抱きしめてもかまわんかの?」
「はぃ??///」
突然の発言に私の声は裏返り、顔は真っ赤になっているだろう。
どうしてこの人はこんなことをさらりと言ってしまうのだろう。
これでは私の心臓が持たない。
「さっき今も抱きしめたくて仕方がないんじゃって言うたらありがとう言うとった。
だからいいんじゃろ?」
「え!?そういう意味じゃ・・・!」
「駄目じゃ、離さんよ・・・」
そう言われるがまま私は仁王の腕の中へ。
顔にかかる仁王の髪がくすぐったくて、でも仁王の匂いは落ち着く匂いで・・・
ちょっと悔しかったから目の前にある尻尾を軽く引っ張ってみたり((笑
「・・・お前さん可愛すぎじゃ//」
「ぅ・・・っ、ふぇ?」
「・・・ん?」
「あっ!//////」
仁王の吐息が耳にかかった為、つい反応してしまった。
「クスッ・・・お前さん、俺の声に感じとるんか?」
「なっ!違っ・・・///」
否定しようにもこういう展開になってしまってはさっきの雰囲気に戻すのは難しい。
どうすれば・・・
「今から楽しいことでもするか?(ニヤリ」
うっ・・・仁王の目が・・・視線が痛い・・・;
このままではこんな所でヤることになってしまう;
人が居なくても学校の教室でなんて絶対嫌!!
「た、楽しいことするなら仁王の家に行ってから沢山しよう;?それなら私のこと好きにしていいから;!」
私の精一杯の悪あがきだった。
「本当か?嘘を言ったらいかんぜよ。ククッ!
じゃあ俺の家で美味しく頂こうとするかのぅ?」(ニヤリ
「あ・・・・;」
私の一言で学校プレイは免れたものの、この後仁王の家へ行って好き勝手されるのであった・・・
END。
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