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□全ての本音
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ネジが上忍になって、数ヶ月が過ぎて。

「私ももっと強くなって上忍になりたいわ」
「僕もです!ガイ先生のような熱くナウい上忍に…!!」

ガイ班で任務をこなした帰り道。
世間話のようなノリではあるが、テンテンもリーも本音で。


「中忍も上忍もそんなに違わないだろ」

ぽつりと呟いたネジにテンテンが鋭く反応した。

「違うわよ!全然違う!」
「何処が」
「任務のランクとか…えぇと…色々よ!」
力説する割に曖昧な答え。

呆れた眼をするネジに、彼女の狡くも賢い部分が作動した。

「本当は…ネジと一緒に上忍になりたかったのに…」

「っ……」
急に弱々しくなった声にネジが一瞬呼吸を忘れた時。

「なんてねー嘘よ、私はリーと頑張るから♪」
「頑張りましょう、テンテン!」

「え、おい…」
まさか彼女がリーの側につくとは思わず、反応が一瞬遅れて。





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