コナン
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彼女が輝くだけ私は彼女の輝きに飲み込まれていく…
目が覚めるとそこには見慣れた天井が広がっていた。
目覚まし時計が鳴る10分前に起きた私はなる予定だったそれに手を伸ばした。
身支度を終わらせ私は家を出た
「……いってきます」
もちろん返事は無い
私は朝のこの時間が大好きだった。
静かで清々しいこの時間がかけがえのないものだった
「〜〜♪〜〜♪」
周囲に誰もいないことをいいことに私は鼻歌を口ずさみながら学校に向かう
学校につくと一番に職員室に向かう
「失礼します。美術室の鍵を貸してください」
職員室に入ると先生がこちらを向く
「おぉ〜!毛利妹!毎朝ご苦労さんだな」
ツキン
この言葉は私の胸に棘を刺す
「えぇ,コンクールが近いので」
先生の問いに答えながら美術室の鍵を借りる
「頑張れよ〜毛利妹!」
先生の言葉を聞き,私は職員室を後にした
美術室を開けると私は空気を思いっきり吸った
「良い匂い」
私は美術室の匂いで少し落ち着き,準備室に置いてある絵を取り出して,いつもの特等席に座ると制作に取り掛かった
〜〜♪〜〜♪
気が付くと携帯のアラームが鳴っていた
「もうこんな時間…」
私は急いで片づけをして教室に向かった
ガラッ
「あっ!いもうとちゃんおはよう!」
「毛利妹!おっす!」
「はよー!毛利妹」
「……おはよう」
クラスメイトは扉を開けたのが私だとわかると明るく挨拶をしてきた
私は特にいじめに合って居るわけではない
彼らにまったく悪気は無い