†作品予告†

□†『オリジナル・宝石シリーズ(藍晶石他)』
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【†設定 P.03†】


時間の巡り
異界の住人
治世者たち
異界の王

◆ゲーム
参加者それぞれが運命として持っている幸福、悲哀、現実の3つの時間を宝石に変え、戦う。

ただし、ゲームの内容・勝利条件は常に変動する。
勝者は敗者から特定の時間と"真実"を奪うことができる。
また、特定の誰かに時間を与えることも可能。

手持ちの宝石(時間)を完全に失った者はリタイアとなり、指名者と共にその存在が消失する。

◆指名者
ゲームの参加者を指名するもの。
ゲームの終わりまでその存在は決して明かされることはない。


◆共鳴
異界の権力者が持つ能力。
また、この能力を備えることが、支配者階級、権力者たる証明でもある。

自らの属するもの、最も縁の強い「物質」に同調を起こし、命令を与え、その力を行使することが可能になる。

主人公の場合は「宝石」。
異界において、宝石を身につけている(肌に触れている)状態であれば、その貴石と同様の素を持つ物質に働きかけることが可能。


◆時間の巡り

異界の時間は『時間の三つ子』と呼ばれる3人の少年が管理しており、彼らの行動により時間帯はころころ変わる。
基本的に夜(長男)、昼(次男)、朝(三男)の順に時間が流れるが、彼らの気まぐれにより時間が狂うことも多い。

夜の時間帯には朝と昼は眠り、昼の時間には朝と夜が眠るというように、三人のうち一人が時間を司っている時は他の二人は活動しない。
たまに誰かが起きだすと、一つの空に二つの時間帯が反映されてしまうことも。
時間の均衡を保つため、兄弟は決められた時間以外に互いに会う事が出来ないでいる。

自分が司る時間の始まりには10歳前後の少年の容姿をしているが、その終わりには……。



◆異界の住人

異世界に住まう者は、基本的に2つのタイプに分かれる。
一つは、完全な普通の人間。
特に突出した能力もないごく普通の一般人であり、被支配階層。

もう一つが、『象徴』を持つ人間であり、身体的構造や外見・中身は普通の人間とは変わらないが、ある種の『特質』を家系的に受け継いでいる。
その特質は、自らが象徴するものに大きく関係している。

『貴石』に属する者
藍晶石や青玉など。
美しい容貌と通常の人間より頑強な身体に恵まれ、寿命も長いが、生物的な「死」から縁遠い為か、感覚の一部を欠損しており、種としての願望として、自らの護る『主』となる者の存在を強く必要とする。
象徴としての一族の役割は「護」と「観」。
現時点での執政者・観測者でもある。

『花』に属する者
美しい外見に恵まれるが、普通の人間より短命。
象徴としての一族の役割は「盛」と「限」。

『時』に属する者
時間の三つ子など。
個としての存在よりも、役割が優先される、特殊な立場にいる者たちをこの一族に数える。
時間という無形の存在を司るため、住人のなかでも一層常人離れした特質をもち、寿命といった概念を持たない彼らにとっては時間はあってないようなもので、固定の姿をもってはいるが、年齢などがあやふやに変化する。
象徴としての一族の役割は「始」と「動」。


それぞれの物質の象徴は、特定の一族に世襲的に受け継がれるもの、新たに象徴となるもの等様々である。

いずれの存在も家系の代表者がゲームに参加しなければならない。

身体的なものにとどまらず、内面的なものにも特徴は表れる。
それぞれに代表となる家系の者がおり、当主となる者はみな、個人としての名以外に、藍晶石、紫水晶、桜など象徴するもの自体の名を冠に呼ばれる事も多い。


その地位は現実世界における価値や能力の高低の影響を受け定められるものであり、現段階で異界を統治しているのは『貴石』を象徴に持つ者達である。

現在の異界においては貴石の価値が高く、それを所持することにより身分の保障を受けることとなる。
主人公が異界に落ちた時点で身につけている宝石はデフォルトで5つ。
ペンダント(藍晶石)、ブレスレット(ジルコン&アメジスト)、指輪(アメトリン、ヘリオドール)などである。



◆治世者たち

現段階で異界を統治している『貴石』の内から、基本的に実力主義で地位が決まる。

藍晶石は身分こそ低いが、能力の為に実質的な王として権力を握る執政官を拝している。

他の大臣クラスの人物は青玉(サファイア)、赤玉(ルビー)、緑玉(エメラルド)、金剛石(ダイアモンド)など。
彼ら4大貴公の配下として、12人の諸侯【ターコイズ、紫水晶(アメジスト)、紅玉(ガーネット)など】が控えている。
他にも貴石の名を持つ者のほか、「花の者」や「夢の者」など様々な住人が存在する。

一部の貴公に仕える者、単独で行動する者など様々で、それぞれが異なる目的を持つ。
何故世界の治世が破綻したのかは謎のままである。
内部での政争は表面に顕著に表れず、表向きの世界はそれなりに平和に見える。


◆王について

『鍵』により、その時点での統治勢力から選出される、異界を実質的に治めるべき存在。

定期的に行われるゲームの主催者。
(現在は存在しないが、、何故か何者かの意向で、今回は主人公にこの役があてられている)

『鍵』の来訪の機会に恵まれない場合は、暫定的にその時点での「執政官」が政治をおこなうことになる。

現統治勢力・貴石の中で最も身分的にふさわしいのは金剛石であるが、彼が辞したことと能力の適正により、現在に至るまで藍晶石がその役目を務めている。

前代の王は『鍵』により亡き者とされており、事件後彼の亡骸の行方がわからなくなっている為、真実は闇の中である。
その容姿は藍晶石によく似ていた。
主人公が『御鍵』に選ばれたのは藍晶石の一存であるが、他にも理由があるらしい。
なぜ永い時を空席のままにしていた王座をめぐる争いが起きたのかは未だ謎のままである。


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