†作品予告†

□†『オリジナル・宝石シリーズ(藍晶石他)』
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【†設定 P.01†】

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【†目次1・世界設定†】

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【鏡に映るもの全てが真実だとは限らない。
 ――そこは、真実が嘘をつく世界――】


―さあ、ゲームを始めよう―
―君は王様(主催者)。賭けるのは"時間"。
 幸福、悲哀、現実。君が賭けた時間を宝石に変えて、ゲームに参加しなければならない。―

―その手に残る真実が、たとえ絶望だったとしても……―


「真実なんてあってないようなものだ。
 考えてもごらん、君は自分の顔だって、映す「もの」がなければ見ることが出来ない。
 目に見えるものすべてが、たった一つに"本当"だとは限らないんだよ」

物語の序章

異界の住人【キャラ設定】

時間の巡り・異界の住人と象徴・治世者たち・王について New
主人公と異界の関係・鍵としての能力と戦闘



◆◆世界設定◆◆

――永い時、星の記憶を刻んだ貴石は、月が消えた夜、一つの鍵を連れ戻した――


ある日、主人公はふらりと入った店で一つの石を見つけた。
それは昔、自分がなくしてしまった大切な青い石のお守り−−『藍晶石』のペンダントと同じもの。
惹きつけられるようにしてペンダントを手に入れた主人公は、その日、母の再婚を知らされる。

新しい家族や友人、大切なものに恵まれ、幸せであるはずの日常の中、不思議な違和感を感じ始める主人公。

何かを忘れているような不安。
何かをしなければならないような焦燥が彼女を急きたてていた。

そんなある夜、夢に不思議な雰囲気を持つ銀髪青眼の男性が現れる。


『――もう、時間がありません』


突然の事に呆然とする暇もなく、夢現のまま彼の手に誘われ、半ば強引に導かれるままに鏡の向こうの世界に落とされた主人公の眼前に広がっていたのは、見た事もない光景だった。

地面の代わりに足元に広がる、古びた巨大な時計。
その上にそびえ立つ城や街。
様々な文化や人々が混ぜこぜに入り交じり、不思議な様相をなす世界。


現実世界での常識やルールが全く通用しない世界に戸惑う主人公に、男は告げる。「貴女はこの世界の鍵であり、ゲームの主催者」なのだと。


「元の世界には帰さない」

自分の時間を賭け、戦うゲーム。
身に覚えがないまま、異世界の王となり、ゲームの主催者となることを余儀なくされる主人公。


鍵の役割、そして自分に欠けている「何か」を取り戻すため、主人公は異界を旅することに。


異界に落ちた代償として名前やおぼろげな記憶以外の、年齢や身分といった自分に関わる記憶の一部をなくしてしまった主人公。

持ち物として手にあるのは、身につけていたもので、主人公との絆の最も深いもの−−お守りとして大切にしてきた藍晶石のペンダントといくつかの宝石だけ。


治世を担う者達の対立に巻き込まれる主人公。

星の記憶を刻まれた貴石達との出会い。

様々なものが力を持ち生きる、不思議で物騒な世界で主人公が果たす「鍵」の役割とは。
彼女の失ったものとは。


帰れるのか、もう戻れないのか。
守るのか、護られるのか。
戦って失うのか、失って勝つのか。


「あなたを、もうあそこには帰さない」

「ここでは本当が嘘になることだってあるんだ。その逆だって、」

「ここに来れたんだから、帰ることだってできるに決まっているだろう?」

「もうこの世界に来ているんだから、ここにとどまることが出来るし、元来た世界があるんだから、いつだって帰ることができる」

「君は鍵なんだ。鍵は入るも出るも、自分の自由にできる。
 でも俺達は閉じ込められてしまえば、出ることは出来ない。だから君が必要だよ」

「そうそう、必要。いなくなられちゃ困る」

「うんうん、困る。困るけれど……、君の好きにするといいよ。 だって、君は鍵なんだから、誰も君の邪魔なんてできない」

「帰るのも、とどまるのも君の自由だ。 けれど、今のままじゃあ、きっと君はどちらも選べやしないさ」

「王を殺したのは……、」

「書き換えちゃえよ。 真実も何も、なくしてしまえばいい」

「思い出したら、もう戻れないよ」

「私はあなたを……、守れなかった」


全ての真実を書き換える鍵。そして彼女をめぐる不思議の住人たちのゲームの幕が切って落とされた。

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