†作品予告†

□†『ユリウスの災難な1日』小説)
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どうしてこんな事になったのだろうか



メリーゴーランドに乗りながら、メリー=ゴーランドの破滅的な演奏を聞かされる。





…………笑えない。



これは笑えない。


ゴーランドの紡ぎ出す音は、確実に聴覚を破壊する威力がある。


しかも、聴覚だけでなく何か色々なものまで破壊する勢いだ。



回転する白馬に揺られながら、耳の鼓膜を怪音に揺すぶられてくらくらが止まらない。


くらくらくらくら
くらくらきらきら



冗談ではなく星が浮かんでくる。



(……っこんな漫画みたいな事っっ……!!)



意識が朦朧とする中、ユリウスを見ると、物凄く青ざめた顔に虚ろな目をして、今にも白馬からずり落ちそうになっていた。

体が既に回転について行けず、ぐらんぐらん揺れている。



「……うぅっ………だ…から………外は…………嫌……っ…っぅぐ……」


「ユリウス!?」



(うわっ!!これはさすがに………!!)





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