―――柳蓮二流英語必勝術
「…柳先輩!doesって何の時に付くんでしたっけ?」
「そうか、赤也は英語が苦手だったな。」
「なんか一発で覚えれる方法ないッスか?」
「…では精市を思い浮かべてみろ。」
「は?今は英語ッスよ?何で部長…?」
「まあいいからやってみろ。
いいか、精市と言えば何だ?正直にな。」
「正直に?!えーと…鬼ッスかね。」
「ほぅ、どんな風にだ?」
「え、そこまで言うんスか?!
そうッスね…精市のSはドSのSってかんじッス!
あの、部長には言わないでくださいね…?」
「そうだな、考えておく。
精市はドSだ。彼はドSだ。Heはdoes(ドS)だ。」
「あぁ!三人称の時につくヤツッスね!」
「どうだ。これなら赤也でも簡単に覚えられるだろう。」
「…つーか、わかりにくいッス。」
「そうか?」
「はい。」
2009.1.13