□恋する僕ら
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「…レオナ」
「何?」


K'は任務の続きで家を出ようと準備するレオナに声をかけた。



「あんま無理すんなよ?」
「無理って?」
「そのうち八神にもバレんぞ」
「……」
「何か辛い事とか…俺で良かったら聞くからさ」
「…ありがとう。でも平気」
「ん。………任務とかもさ、無理しすぎるなよ?あんま八神に心配かけんな」
「…………了解」


そう言って準備し続けるレオナにK'は近付いて、レオナの前に同じようにしゃがみ込んでその髪を無器用に撫でた。


「……俺も八神は好きだけど、最近割りと…レオナも好きだからさ」
「…………」
「だから…何でも言っていいからな?」
「……うん」


小さく返事したレオナはとてもか弱く見えて、K'は抱き締めたくなる衝動にかられた。



それはK'の第2の恋の始まりだった。
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